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ISO9001
2008年版(追補)
改訂の要点 |
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実務の視点によるISO9001:2000
の解説 |
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| 今後の予定 |
* 顧客が明示しない製品要求事項(ISO9001:2000;
7.2.1 c))
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ISO9001
海外の公的機関の
解釈 |
TC176はじめ
各国のTC176加盟機関による
規格解釈
こちら |
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正論・異論・珍説 総まとめ |
ISO規格に関する解説書、解説文が多数発表され、多くが要求事項の説明にあてられている。結果的にひとつの条項、条文に対して異なる数多く解釈が併存するという状況になっている。
問題はこれらのほとんどが、専ら日本語の条文の文言に依拠する解釈であり、規格の論理や他者の解釈を参照、顧慮しておらず、論拠を挙げていないことである。
要求事項は規格の論理に立脚して組織の業務の条件に展開したものであって、ひとつの要求事項単独で意味があるのではない。
規格の論理は、要求事項や仕様を定めた規格それ自身の他に、用語の定義や各種指針を規定した規格、技術報告、支援文書など多くの文書に説明されている。
このページでは、発表されている各種の解釈を整理した上で、問題の本来の論点をまとめ、規格の意図に沿って要求事項を解釈する。 |
引用文献は解釈を記載するすべてではありません。引用記述は編集者の理解に基づくものです。
文献の意図の理解には原文を参照願います。 |
| 目 次 |
2.アウトソースしたプロセスの管理(ISO9001 4.1項)
1.品質マネジメントシステムの計画(ISO9001 4.5.2項)
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2.アウトソースしたプロセスの管理
(ISO9001:2000 4.1項) |
<発表されている種々の解釈: アアウトソースと購買の違いについて>
*アウトソースは購買とは異なるとする考え
*アウトソースは購買の一部とする考え
*アウトソースは購買と同じとする考え
*アウトソースと購買の違いに触れない解説
*アウトソースに関する要求事項に触れない解説
発表されている種々の解釈: 7.4項(購買)との関係について
*アウトソース の管理も 7.4項を適用すればよいとする考え
*アウトソース の管理に 7.4項だけでは不十分であるとする考え
*アウトソース の管理と7.4項の関係には触れていない解説
<考慮が必要な背景事情>
* 事業用語としての"アウトソース"
* 規格用語としての"アウトソース"
* "プロセスのアウトソース" と製品の購買の違い
* 規格の意図するアウトソースされたプロセスの例
* 4.1項の "アウトソースしたプロセスの管理"の意図
<規格の論理に基づく解釈>
規格では、アウトソースと下請負いとは同じ意味で、相互に置き換えて用いることができる用語であり、購買、下請負い、アウトソースはすべて同じ意味である。
規格の"購買"は 94年版から既に、製品、サービスの購買だけでなく、プロセスの購買の概念を含んでいる。
"アウトソースしたプロセス"を 7.4項(購買)で管理するのに何の不足もない。
4.1項の"アウトソース"は適用除外との関係で規定されたものであって、購買とアウトソースを区別するための意図は規格には全くない。
<結 論>
4.1項に「アウトソースしたプロセスの管理」が規定された意図は、「組織が適合製品を提供する能力に影響を及ぼすプロセスをアウトソースする場合には、それを理由にこのプロセスを無視したり、組織の品質マネジメントシステムからこのプロセスを除外してしまってはならないということを強調する(22)」ことである。
<実務の視点>
アウトソースと購買の違い、アウトソースの7.4項以外による管理を主張する異説はすべて日本語文献に見られる。
海外文献では異説の主張はなく、多くは、アウトソースと購買の違い、7.4項との関係、また、アウトソースに関する要求事項にさえ、触れていない。英語では
"subcontract" と "outsource" の理解に何の困難もないことの左証であろう。
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詳しくは<34-01-02> |
1.品質マネジメントシステムの計画
(ISO9001:2000 4.5.2項)
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<発表されている種々の解釈>
内外で発表された種々の解釈を概ね、次のカテゴリーに分類した。ただし、考えが明確に述べられていないものもあり、適切な分類とは言えないかもしれない。 |
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品質目標達成のための計画をすること
* 品質マネジメントシステムを構築すること
*
品質マネジメントシステムの構築を計画すること
* システムレベルの計画、或いは、経営者レベルの計画である
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4.1項と品質目標を満たすための2種類の計画が必要である
*
「4.1項に規定する要求事項を満たすため」についての諸解釈の整理
*
その他 |
<考慮が必要な背景事情>
諸解説でほとんど取り上げられていないが、本項の解釈に当たっては次の事項を検討することが必要である。これら諸事項を検討すると、「品質マネジメントシステムの計画」の解釈がひとつ、つまり、上記諸説の一番目に絞り込まれる。他の解釈はほとんど生まれる余地はない。 |
* 規格の改定経緯
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ISO9000シリーズ3規格における規定の違い
* JISQ各規格の末尾記載の「解説」における説明
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「システムレベルの計画」の意味
* 環境マネジメントシステムとの対比
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「計画」「構築」の規格用語上の意味
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英原文の解釈 |
<規格の論理に基づく解釈>
適切な解釈のためには、次の事項を規格の論理に従って考えることが鍵となる。 |
* 品質マネジメントシステムとは何か
* 規格用語としての「計画」の意味
*
条文の英語での意味 |
| <結 論> |
品質マネジメントシステムの計画とは、顧客満足の向上を目指す運営管理活動(品質マネジメント)に必要な関連諸要素(システム)の手はずを整える(計画する)ことである。
当該期間において顧客満足向上に向けて組織をどのように運営管理するのかの計画であり、設定した品質目標をどのように達成するのかに関してフォローアップの仕組みも含めて、必要なプロセス、組織構造、手順、資源等々を決め、用意することである。 |
| <実務の視点> |
どの組織も存立の目的を追求するための経営、あるいは、運営管理が、明示されているといないにかかわらず、一定の理念や考えに沿って行われている。その狙いは組織の永続的発展であって、そのための事業体質の継続的な改善、向上である。
多くの組織では、これを方針や目標の形で明確にし、場合によっては計画を定めて、実行し、進捗管理している。2000年版の品質マネジメントとその実行の計画である品質マネジメントシステムの計画は、組織のこのような運営管理の実際を投影したものである。 |
<詳しくは>
雑誌「ISOMS」(潟Oローバルテクノ) 2002年5月号(p.67〜p.73),6月号(p.72〜p.76)
(6月号の図1は誤載で、7月号に図1(p.65)のみ再掲)。
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